デザイン紹介

しましま足袋Tabbiesをリリースしました

皆さん、こんにちは。

先週に引き続き、自作パターンリリースのお知らせをさせて下さい(こんなことは人生最初で最後かも!)。
パターンはしましま足袋くつ下のTabbiesです。

なぜこんなものを作ったのかと言うと、実は私は気候の良い季節、家の中ではスリッパ代わりにビーチサンダルを履いています(欧米人は家の中でも靴をしっかり履いている、と思われているかもしれませんが、フランスの庶民は家の中ではスリッパをはきます)。
ただ、フランスは夏でも朝夕は気温がしっかり下がるので足が寒く(冷え性)、ビーチサンダルを履くための足袋を作ろうと思ったのでした。

足袋の第1号はこちら。

足袋を作り始めたのはいいのですが、スニーカーから見えないようにするのはどうすればいいのかという実験を始めてしまったため、足首が開いた足袋になりました。

作り始めたのは夏前だったのですが、作り終えたのが夏が終わったあとで足首が寒く、もう少し長いものを作ろうと思って、以前Callisto手袋を作ったのと同じ色合わせでしましまにしてみました。

自分サイズで作った後、娘サイズを作り(ただし足袋にはしない条件)、その後デザインというかサイズ展開が停滞していたのですが、外出規制中にサイズ展開をして、5月頭にテストニットをお願いしました。
サイズは22.5cmから1cm刻みで28.5cmまで作ってみたのですが、サンプルでフィット感を確かめられたのは25.5cmまでで、それ以上のサイズはかなり未知の世界でした。
足のサイズや幅についてのデータというのはインターネット上で見つかるのですが、足指の長さについてのデータは見つかりません。でも、足袋の履き心地には足指部のフィット感がとても重要です。
幸いに26.5cmと27.5cmのテスターさんが見つかり、大きな足は足指も比例して長くなるということが確かめられました(えー、こんなに指長いのー😮と思いつつサイズ展開をしました)。

パターンは、最初に作った通りの短いNo-showバージョンと、足首が隠れる丈のアンクルバージョンがあります。また、娘に編んだのが足指が分かれていないものだったので、通常の靴下のパターンもKutsushitaバージョンとしてレシピをまとめておきました。
いずれもはき口から輪編みし、かかとを引き返し編みで作ります。

使用糸はMalabrigoのSockですが、中細のソックヤーン(100g=400m目安)ならどんな糸でもOK。ただし、さらりとした質感を得るには(そして洗濯回数を減らすためには)、ウールまたはナイロン混のウールがおすすめです。
ちなみに日本からは、靴下ニッターのmafumafuさんとattiさんにテストに参加していたいたのですが、attiさんはご存知の通り靴下糸のオンラインショップをお持ちです。今回そちらで新しく取り扱われるかわいい糸でテストして下さいました。ぜひチェックして下さいね。
超速ニッターのマフマフさんは、私と同じミラー版です。緑がとてもかわいいですよ💚。

ちなみに今回は私的にはとても多くのテストニッターさんに参加いただいたのですが(気づいたら16名😱)、早い人は1日で1足編み終えられていて、びっくりする😱スピードでした(一応デザインをした私は2足組を編むのに1週間はかかります😑)。多くの方に参加していただいたことで、パターンのわかりづらい点をあぶりだす、非常に有意義なテストとなりました。皆さま、ありがとうございました。

パターンはこちら:Tabbies
本日24日から28日深夜まで20%オフです。

パターン名はもちろん我が家のキジトラ猫タビーキャット君に引っ掛けたジョーク(🥶)です。

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