皆さん、こんにちは。
相変わらずの久々のブログ投稿になりますが、エリさんのDijon Poloを指定糸でない糸で編んだので、糸レポも兼ねて経過等をまとめてみたいと思います。
Dijon PoloはエリさんがイタリアのメーカーLanivendoleさんから糸の提供を受けてデザインされたパターンです。
インスタのkaedenohaさん（Ayakoさん）がテストニットでmominoki yarnのSilk Ramieを使って編まれた作品がステキだなあと思って、いつかこの糸を使って編みたいと思っていました。
夏はかなりボンヤリとコットンxウール糸を編んでいたのですが、秋になって編み物熱が高まって来て、ドイツの本家さんに糸を注文しました。
写真には写っていないですが、「ありがとうございます」という、ちひろさんが書かれたと思われる日本語のメッセージカードが入っていました😊
Inkという色名で、青みがかった万年筆のインクの色を勝手に想像していたのですが、チャコールグレーというのが一番近い色味かと思います。英語で墨のことをChinese inkと言いますが、もしかして墨色なのかなあとまた勝手に想像しました。
さて、スワッチを編んでみたのですが、想定内ではあったのですが、なかなかゲージが出ず苦戦しました。
エリさんが使われたNebulaという糸はウールｘカシミアの合細糸（50g＝300m）で、こちらを20目30段というかなりゆるいゲージで編まれていて、Ramie Silkはそれより太い中細ではあるものの、このゲージを中細糸で出すのは難しいかもとは思っていたのです。
20.5～21目くらいまでは出たのですが、これから秋冬にかけて着るにはちょっと寒いかもという編地になりました。
スワッチを持った手の指がかなり透けているのがわかるかと思います。秋口には良いかと思うのですが、この冬にも着たいので、モヘアを足してみることにしてみました。
モヘアを足して編んだのがこちらで、手の指が透けて見えるものの、Ramie Silkのみのスワッチよりは目の隙間が埋まりました。
Ramie Silkは写真からもわかるように、スベスベな糸なので、モヘアを合わせるのはもったいない気はしたのですが、シルクの艶が底光りする編地となって、これも良いのではないかと思いました。
合わせたモヘア糸はKnitting for OliveのSoft Silk MohairのMidnight色で、チャコールグレーよりはやや青みがかったダークグレーだと思います。これで全体としてダークブルーグレーのインクの色にはなったような気がするのですが、普通のチャコールグレーに見える日もあって、目の錯覚か、ブルーグレーだと思いたいバイアスのせいかもしれません。
さて、肝心のポロセーターはトップダウンに編みます。まずは襟から。
（ブルーグレーに見えます？よねえ。。。）
襟が編めたらサドルショルダーになるように、まず身頃の目を増し目して、肩先幅になったら今度は袖の目を増し目で作っていきます。
私が編んだのは平たい体型に合わせてサイズ2なのですが、肩はもっと上のサイズを編んでも良い幅があるので、袖の目を一気に作る段を2段遅らせて、肩幅を出しました。身頃の目数がその分増えたので、ヨークの最後の身頃の増し目部分で調節しています。
（これから編まれる方向けに、2段遅らせた袖増し目段の手前の裏側の段では身頃の増し目はせず、身頃の増し目は1回分だけ増えています）
段ゲージが26段と、パターンとは10cmにつき4段も差がついてしまったので、ヨークの総段数を減らしました。ただ、中に着込めるように袖ぐり回りにゆとりが欲しかったので、全体で2段しか減らしていません。
身頃がつながったら真っ直ぐにぐるぐる編み、次に袖もぐるぐる編みで、袖は最後にキュッと目数を絞ってバルーンにします。
襟を折るか、折らずに着るか、悩ましいところです。
ボタンをまだつけていないのですが、着画も撮りました。
秋の間は長袖Tシャツに合わせて着る予定ですが、もう少し寒くなったらタートルネックに合わせて着ようと思います。
（ブルーグレーに見えませんよねえ。。。😓）
ボタンは指定位置にマーカーをつけながら編んでいったのですが、撮影用にはずしてしまいました。
衿元がやや開き過ぎるかと思うので（段ゲージが違う分深くなっています）、ボタンは付けようと思います。
そんなわけで最初から最後まで楽しんで編めました！
というわけでこの秋冬に着たい方は糸を組み合わせても編めるかも、というご提案でした🙂
パターン：Dijon Polo by Eri Shimizu
糸：mominoki yarn Ramie Silk Ink色 x Knitting for Olive Soft Silk Mohair Midnight色
針：メリヤスは4mm（≒JP6号）