デザイン紹介 & 完成品

黒糸のEveryday Sweater

皆さん、こんにちは。
いつも通り、久しぶりのブログ更新です。
冬休みから黒い糸でセーターを編んていたので、思ったよしなしごとをつらつらと書いてみたいと思います。

さて何故黒い糸のセーターを編むことにしたかというと、若いときは黒を着ていたのですが、いつの頃からか黒を身につけなくなっていました。黒いトップスもボトムスも持っていなかったし、黒いバッグとシューズは今でも持っていません。
が、最近年を重ねるとともに何を着ていいか、また何色を着ていいかわからなくなって、迷走して今までにはない(派手なオバチャン)色を着て(編んで)みたりもしました。そんな中で黒と仲直りしようと思いました。オバチャンは着ない方が良い色だとは言いますが。

去年リリースした紺色のEveryday Sweaterのサンプルが毎日のように着ているせいで少しずつ傷み始めていたこともあり、別の色で編みたかったというのもありました。
サンプルで使った糸はCycladeというリサイクルウールから作られた糸で、軽く温かくコスパが良くチクチクしない、という素晴らしい糸なのですが、ポソポソとしているので、今度はもう少し艶のある糸で編んでみたいと思ったのでした。
また、40代前半からド近眼の上にローガンが始まり、黒い糸を編める機会は残り少ないかも、という焦りもありました。

購入したのは同じメーカーfontyのAmbianceという糸。このメーカーではかなり以前からある定番糸のようです。

fontyさんは着分を注文すると段ボールの箱にきれいに並べて届けてくれるので、開けた時に嬉しくなります。ちなみにこちらではラベルが折れていたりするのはデフォです。

AmbianceはCycladeよりもやや太く重い糸で、標準ゲージは24目30段なのですが、50gが120mあるので22目のゲージは出るだろうと思ったところ、22目28段が出ました。ちなみに艶は予想よりも少なかったですが、ポソポソとはしていません(比較写真撮ればよかった;)。

編込み以外で黒い糸を編むのは初めてで、編込みをした時にも黒という色の強さに驚いたのですが(編込みでは上で渡した方が良い)、編んでいて、黒い糸は本当に強い、と感じました。
今は黒い服を何着か持っているのですが、布の服の2次元の黒さに比べて、糸や毛糸玉は塊としての3次元的な布とは違う迫力の黒さがあり、その強さに圧倒されながら編みました。正直こんな強い色を着こなせるかという不安もありました。

ところでこの糸、24目ゲージを22目というゆるめなゲージで編んでいるにも関わらず、編んでいる間はかなりゴワゴワしていて、試着しても肩のラインが固く、「鎖帷子」っぽいと思いながら編みました。ただ、水通しをしたスワッチはしんなりとしていたので、きっと水通しで何とかなるはず、と信じて編みました。
また、黒い糸はローガンでは編みにくかったです!糸を割ってしまっても気づかないことがあり、定期的に編地をチェックしながら編み進めました。

で、途中経過は上のもの以外写真を撮っていないのですが、2024年のフランスは30年以来最も日照時間が少ない年だったそうで、ずっと天気が悪く写真が撮れない日が続きました(言い訳)。ここのところ晴れた日があり、やっと写真を撮りました。

黒いセーターは本当に何を着ているのかよくわかりませんね;。

薄い色のジーンズと合わせて遠景にするとまだましでしょうか。。。

こちらは黒いボトムスと合わせてみました。色の迫力の違いが分かるかと思います(Uxixloさんが染料ケチってるとか🙄?)

懸念の黒に着られてしまった感はそれほどないかと思うのですが、髪の毛やゲジ眉の黒さが引き立つ気がします。。。

そんなわけで6枚目の(!)Everyday sweaterのお話でした。
次は赤で編んでみたいなあと思っています😆

パターン: Everyday Sweater
糸:fonty Ambiance #259
ゲージ:22目28段(編む段数を調整しました)

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