先日Ulysseの糸レビューを書きましたが、この糸で作っていたナディア・クレタン=レシェンさんのGretel、完成しました(^^)v。
まずは平置き画像から。
身頃をボトムアップ式にぐるぐる編んでいるときは、模様編みが楽しくてかなりのスピード(私にしては)で進んだのですが、身頃を前後に分けたあたりから少し停滞(その後袖でもかなり停滞しました)。
まず後ろ身頃を編んでから前身頃に戻るのですが、編みながらなぜ後ろが先なのか、その理由がわかりました。それは模様編みに戻りたくて、後ろをがんばって終わらせようとするからなのです^^;。
前身頃に戻ると模様を往復編みで編むのですが、模様をずっと見ながら編める輪編みと違って調子が狂い、衿ぐりのあたりで実は一箇所模様を忘れてしまいました。しかも気がついたのが、編み上がりから数日放置して、さあ糸始末!と意気込んだときなのです。編み直すには衿ぐりも袖もほどかないといけなかったのでp_p、刺繍をしてごまかしてしまいました^^;。
着画その1。屋内バージョン。
パターン推奨の3.5mm針ではゲージが22目で(パターンは23目)、8才サイズを作って8‐10才の中間サイズを狙ったのですが、手がゆるくなってしまったようで10才サイズにかなり近いと思います(水通し後測ってないです*_*;)。
身頃がオーバーサイズなので細身の娘(9才)にはかなりゆったりです。
でも気に入ったようで、翌日から早速学校に着て行きました(ホッ)。
娘はカメラを向けるとかなりカチコチになって、らしくない写真が撮れてしまうんですが普段はこんなです(髪の毛ぼうぼうだし-_-;)。
糸はDe Rerum Naturaの合太糸Ulysseを使いました。
先日レポしたとおり50gで185mの長さがあり、空気を多く含んでいて、柔らかいけれどそれほどコシはない糸です。
前身頃の模様をむっちりと出したいという方は、合太糸でも糸長がもう少し少ない(?)しっかりした糸を使われるといいと思いますが、色に深みと奥行きがあってふんわり軽いプルになって、私たちはこれで気に入っています^^。
Lagon色は染色されているので少し染料の酸っぱい匂いがしましたが、水通し(洗剤なし)でちゃんと消えました。
柔らかく軽く、温かい作品ができるいい糸ですよ~。
日本ではLe Nid de Liliさんがお取り扱いしています。
(2022年8月追記現在、Eylul yarnsさんでお取り扱いがあります)
【作品メモ】
パターン:Gretel by Nadia Crétin-Léchenne
糸:De Rerum Natura ULYSSE: Lagon色
針:3.5mm(≒JP5号)
サイズ:8才(178g=657m)