デザイン紹介

自作のRecto Versoプルをリリースしました

皆さん、こんにちは。

コロナウィルスの感染の中心がアジアから欧米に移動したようですね。
こちらフランスでは、学校閉鎖(休校ではなく、自宅学習です)、食料品店以外の商店および飲食店の閉鎖、外出禁止令と事態が急展開しています。買い物、運動などの外出には宣誓書(買い物に行きます!と宣言した紙)の携帯を求められ、違反が見つかった場合は罰金が科されるようになっています。

そんな中、新作のパターンなんてリリースしても?という思いもあったのですが、テストニッターの方にせっかく時間を割いてテストをしていただいたこともあり、予定どおりリリースすることにしました。
リバーシブルで着られるRecto Versoセーターです。

インスタグラムでデザインに至った経緯を少しずつ書いていったのですが、こちらでも簡単にご紹介させて下さい。
まず、娘のセーターの糸を買いに行ったPhildarで、ふわふわした大きな糸玉を見て衝動買いしてしまったことが事の始まりです。
Phil Nuage(nuageはフランス語で雲です☁️)ちょっと変わった糸で、ナイロンのネットにウールが吹き込んである?感じ。英語ではblown typeというそうです。アップ画像からわかるでしょうか?

標準ゲージが6mmの針で17目となっている糸なのですが、糸のふんわり感をつぶしたくないので、もう少しゆるいゲージで編んでみました。
こちらがスワッチの写真ですが、裏目側もウロコのようで面白いかも?と思ったのがリバーシブルで着られるプルにしようと思ったきっかけです。

プルはこちら。合成写真にしてみました🙂。

糸の雰囲気に合わせて、やや短めの丈で、丸っこくしてみました。

ミッドライズのジーンズに合わせるとベルトの上に来るぐらいです。こちらは表目側。

スカートやワンピースと合わせるといいかも、と思って、ここ数年来ていなかった黒ワンピとも合わせてみました(冬なので写真が暗いです)🙈。
こちらは裏目側です。個人的には裏目側が好きだったりします!

ちょっと変わった糸で、しかもゲージをゆるく編んでいるので、代わりの糸を見つけるのが大変かも?と思いYarnsubという似た糸を提案してくれるサイトで聞いてみました。

Phil Nuageとほぼ同じ糸長のSandnes Garn のKOSを購入してみたところ、13.5目ではスカスカに。急遽極細のモヘア糸を買い足して、引き揃えてみたところ、同じ目ゲージが出ました。

引き揃えで編んだのがこちらのサンプル2。Phil Nuageよりやや重みが出るので、少し長めに見えると思います。

こちらが今までお披露目?していなかった裏目側。Nuageよりもこもこ感があります。

サンプル2は表目側の方が好きかな??糸によって表情が全然違いますね。

サイズは1~11で、出来上がりの胸回りは81.5~158.5 cm。1~8までは約7cm刻みの展開で、9~11は10cmずつ差があります。
ゆとりの目安は5~10cm。サンプルはゆとりが10cm強あります。

Phil Nuageは日本ではちょっと手に入りにくい糸かもしれませんが、日本のテストニッターさんはWoolfolkのFarや、イステックスのプラータロピ2本取り、工業糸引き合わせで編まれました。
kobin149さん、atkh0720さん、seven0717さん、ありがとうございました!

季節外れではありますが、必要な糸長は625~1295 mと、早く編めるプルです。
土曜日21日深夜まで20%オフです。
Recto Verso

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