ゴム編みの作り目の準備段のチュートリアル、最後となる輪編みの場合です。
ケース3:輪編みの場合
輪編みの作品の場合でも作り目だけは往復編みで、という指定がある場合がありますが(ケース2)、目を針に作ったらすぐに目を輪にすることも可能です。最大の難関は目がねじれないようにすることです。特に目が多い場合は気をつけて下さい。
ここではマジックループを使った準備段の編み方を説明します。
最後の目を作った後結び目を作り、目を2本の針に分けたところです。
輪編みの場合は最後に作った目が裏目、段の最初の目が表目になります。この目を表目で編み、輪をとじます。
次に、裏目を浮き目にします(糸を手前で渡して編まずに移す)。
この2ステップ(表目・浮き目)を段の終わりまでくり返します。 ケース2の準備段の編み方と同じです。
ここでは段の最後の裏目を浮き目にしたところです。
目を輪針のコード上で移動させ、次の段を編めるようにします。
ケース1と2では、2段目は1段目と全く同じように編みましたが、それは1段目で編まなかった目を編み、編んだ目を編まずに移すためでした。輪編みの場合は2段目で同じことをするには、1段目と逆の作業をすることになります。
1段目で編んだ表目は編まずに移し、まだ編んでいない裏目は裏目で編みます。表目を移す時は、糸は表目を編む時のポジション、つまり後ろ側に渡して移します。
表目は編まずに、糸を後ろで渡してすべり目にします。
次に、裏目を裏目で編みます。
この2ステップ(すべり目・裏目)を最後までくり返します。
写真は最後の目を編み終えたところです。
この2段を編み終えたら、1目ゴム編みを編み始めることが出来ます。
このケースも動画で確認していただくことができます。
これで1目ゴム編みの作り目のチュートリアル自体はおしまいですが、他にも書きたいことがあるので、順次アップしていく予定です!