今年に入ってから作ったものの記録が滞っていたのですが(先日アップしたWindwardは去年編み終えたものです^^;)、実は去年出した女の子向けのプルStarryの大人版”開発”にかかりきりだったのでした。
昨年Starryを出したときに、数人のテストニッターさんから大人版は出さないの~?と聞かれていました。
Starryは女の子の好きなビーズを前身頃にちりばめた半袖プルなのですが、大人版だと面積が広くなって大変なので、ビーズは入れずに糸の美しさで勝負をすることにしました。
実はStarryの小さいサイズは土壇場になって変更をした箇所があり(*_*)、そのチェックにビーズを入れずに手染め糸で編んだことがあるのです。
(マデリントッシュのSock、Calligraphy色、為り^^)
というわけで、手染めで、いつものようになるべくローカルな(かつある程度お手ごろな^^)糸ということでフランスのダイヤーさんの糸を探しました。
入手したのはFroufrou et capucineというショップ名で手染め糸や自作のバッグなどを販売しているLaurence Mériatさんの糸Pimprenelle。
ちょっとややこしいですが、ローランスさんの糸のブランド名がGraine de laine(グレーヌ・ドゥ・レーヌ)で、中細糸 Pimprenelle(パンプルネル)とDK糸 Physalis(フィザリス)が主力商品です。
ローランスさんは写真家としても有名な方で、ジュリー・パルティーさんのGrand Largeの写真は彼女が撮ったもの。インスタも自然を題材とした写真がとても美しいです。
ローランスさんの糸は色が端整で美しいことから、フランスのデザイナーさんに人気があり、指定糸になっていることもしばしば。
フランスのニッターさんにももちろん大人気で、入手は早い者勝ちの争奪戦になります。
さてそんな糸様のお写真。ほのかな紫が美しいグレーで、色名はUn soupçon de violetteです。
Pimprenelleは中細クラスの糸で、100gで400mの糸長があり、何本かの糸に撚りをかけたタイプの糸。
このタイプの糸は、シングルプライに比べると細くなる傾向にありますが(マデリントッシュだったらTosh LightよりSockのほうが細い)、この糸は標準ゲージが24目で、このゲージで編んでも全くスカスカした感じにはなりません。
そして素材は100%ベビーメリノ!
編んでいて全くストレスを感じない、軽く柔らかい糸で、撚りがかかっているので目もきれいに出ました^^。
ビーズを入れたのがStarryのスワッチで、上がPimprenelleです。
それにしても同じような色ばっかり選んでいますね^^;。
次回はプルについての記事をアップします♪