先日、英国ローワンの糸を購入しました。
注文したのはこれもイギリスのオンラインショップ、LoveKnittingさん。
初めてのお買い物だったので、15%引き+送料無料(海外でも!)という太っ腹な割引があり、しかもこのようなサテンのオーガンジーの袋に入って届きました(その代わり、いったん登録すると毎日のようにDMが届きますが^^;)。
さてローワンといえば押しも押されぬ老舗ブランドですが、手染めなどでない普通の糸にかなり高嶺の花的なお値段がついている高級ブランドでもあります。
お買い得糸に目の行ってしまう貧乏性な私は、敬遠はしないまでも、今までほとんど買うことがありませんでした。
でも細めのコットン糸を探していたら、RowanのSummerlite 4plyという糸に出会いました。
Rowanさんの糸は原価がもちろんポンドなのですが、LoveKnittingさんも値段がポンド立てなせいかで、ユーロ建てのフランスのネットショップより、ユーロ換算した値段が安かった(セコいですね;)です。しかも15%OFF♪
それで早速注文して届いたのがこちらです。
左の濃い青がPeriwinkle。右の薄いブルーグレーはDuck Eggです。
真正面から写真を撮ってカッコよく見える(?)糸ってそんなにないと思います。
Summerlite 4plyは何でも2015年の春夏の新商品のようで、コットン100%の4plyタイプの糸。50g玉175mで、標準ゲージは28目36段です。
ラベルにも書いてあるとおり、高級とされるエジプト綿を使った糸で、ハンガリー製です。出来るだけローカルな糸を買いたいと思っているので、ヨーロッパ製で安心しました。
この糸を使いたいと思ったのは、友人夫婦の赤ちゃんにプレゼントするカーディガンを作るため。
もちろん男の子です!
まず試作品↓をメリノ糸で作ったのですが、今年の夏はフランスは好天に恵まれてかなり暑いのです。コットンの方が使い勝手がいいかもと思って予定変更。
で、友人に何色がいいか聞いたらやっぱり(?)ブルーがいいということで、上の2色になったのですね。
個人的にはこのマスタード色、とても好きなのですが、黄色は赤ちゃんの性別が分かっていないときに使う色らしいです。知らなかった~。
横道にそれてしまいましたが、ゲージチェックにスワッチを編んだら、この糸の良さがとてもよくわかりました。
Summerliteはシルケット加工等をしていないマットな糸なのですが、その分エジプト綿のそのままの手触りのソフトさが伝わってきます。撚りも甘すぎず、きつすぎず、キッチリとしていてストレスなくするする編めます。
そして驚くべきことに、コットン糸に多い斜行がないのです。
老舗ブランドの実力がじわじわと伝わって来ました。
(おぬしやるな)
手染め糸一辺倒な世の中に、こういう奇を衒わない普通の糸をこだわりを持って提供し続けるところにブランドの品格を感じます。
Summerliteは決して安くはありませんが、落ち着いた色みの、使いやすそうな色が揃っています。LoveKnittingさんのリンクを載せておきますね→☆
オーガンジーの袋に入っている丸い玉は、Ships and Seaside用に一緒に注文したKid Classic。
長くなってしまったのでレビューは別の機会にしますが、写真だけ載せておきますね(暑苦しいので小っちゃく)。
編むのが今から楽しみです^^。