私的編み物の記録が滞っておりますが、何にも編んでいないわけではないのです(それどころか毎晩編んでいるのですが、なぜか進まない;)。
9月に入ってこちらでは新学年が始まりましたが、朝の冷え込みが厳しい日が続き、緊急に娘のセーターを編むことになりました。
パターンは以前から編みたかったPetit Large。
フランスのデザイナーさんJulieさんの人気作品Grand Largeの子ども版です。
が、しか~し。子どもとは言え、娘は早いものですでに11歳。
サイズを決めるのに久々に娘の胸回りや腕の長さ等を測ったら、以前にStarryを編んだときと比べるとびっくりするくらい大きくなっていて、一番大きいサイズの12才サイズを作ることにしました。
子供服なのでややゆとりのある作りではありますが、12才サイズの出来上がり胸回りは78cm。XSサイズとほとんど変わらない大きさです。XSサイズと異なるのは、まだ身長が低いので、身丈や袖丈が少し短いくらい。
前置きが長くなりましたが、糸は以前にもシェアしたこちら。
De Rerum NaturaさんのAlbertineです(糸レポしてます)。フランス産のメリノウールを使って作られた糸で、シルクが10%入っています。
以前Grown-up Starry用にと思って買ったのですが、色が春には暗めだったので使わなかったBrume色で、晴れて出番がやってきました。
Grown-up Starryの記事に書いたかもしれませんが、50gで200mあるのですが、撚りが強いので、ゆるい糸と比べると、必要量が増えます。
プルは裾からボトムアップ式に編み、裾に丸みを出すので引き返し編みをした後は、子ども版はウェストラインは作らずに真っ直ぐ編みます。
ネックまで編み終えて試着させたところ、中に着ているTシャツが見えるのがイヤなので、前の衿をもう少しつめるようにという注文があり、ネックと肩まわりをやり直すことになりました。
ところで、このプルの目玉であるエンベロープネックは肩を重ねて作るのですが、この工程が楽なように肩下がりは作らないようになっています。
ところがむら気を起こしてしまって、やり直しのときに肩下がりを作ることにしたからさあ大変。
上に重ねる方の肩も引き返し編みで肩下がりを入れたのですが、縁のネックのゴム編みを編んだら、ゴム編みが斜めになって袖開きに添うようにならず、そのままだと上手く重ねられなかったので、減らし目をしながらさらに引き返し編みを加えて、ゴム編みの斜めにならないようにしました。
そんなこんなで、緊急のはずだったのに3週間もかかってしまいました~😅。
えらそうですが、着画です。肘当てが見えるようにポーズをとってもらいました。
肘当てはもう少し早くに始めても良かったかな?と思いますが、来年には肘までが伸びていると思うので、袖丈を編み足せば大丈夫かも??(袖は袖開きから目を拾ってトップダウンで編みます)。
問題のエンベロープネック。
何とか収まってくれました(と思います)。
フランスは小学校が5年で中学が4年で、娘は9月から中学生になりました。
手編みのセーターなんて周囲にからかわれるから着ないって言うかしら?と思って、実は中学に入るまで編むのを待っていたのでした。
からかわれることはないようで、一安心。日本なら小学5年生だから、そんなものかもしれません。
朝が寒い日に来て行っていますが、コットンのトレーナーと違って温かいそう。よかった😊。
子ども服が編めるのはこれが最後かも。。。😢
【メモ】
パターン:Petit Large 邦訳版
サイズ:12才
糸:De rerum natura Albertine Brume色、4.5玉
(12才サイズ=800mのところを900m使用)
針:3.5mm(≒JP5号)、3mm(=JP3号)