チュートリアル

指でかけるゴム編みの作り目3―準備段その2

ゴム編みの作り目、準備段の編み方その2です。今回は作り目を裏目で終えた場合です。

ケース2:作り目を裏目で終えた往復編みの場合
前回に引き続き、ゴム編みの作り目の準備段とその原理の説明を続けたいと思います。この作り目が裏目で終わるケースは少ないかと思ったのですが、輪編みで編む作品を、準備段までは往復編みで編む、という場合に使うことがあります。

作り目の最後に結び目を作り(ましたよね?)、編地を裏に返します。最初の目は裏目だったので、裏返すと表目になります。

この目を表目で編みます。

次の目は裏目ですが、裏目は、糸を裏目を編む時の糸のポジション、つまり手前で渡して、浮き目にします。
糸を左右の針の間から手前に持って来て、次の目に針を右から入れて、編まずに移します。

ゴム編み準備段の原理は同じで、2目につき1目、この場合は表目を編みます。糸は1目ゴム編みを編む時のように後ろ、手前、と1目ごとに移動させます。
この2ステップ(表目、浮き目)を残りが2目になるまでくり返します。次に、最後から2番目の目を表目で編み、段の最後の目は不完全なので裏目で編んでしまいます。

次の段では、ケース1同様、1段目と同じ作業をします。最初の目は表目なので表目で編み、次の裏目は浮き目にします。表目で編むのは前の段で浮き目にした目、浮き目にするのは表目で編んだ目です。

この2段の後、1目ゴム編みを目なりに編み始めます。ここで編地を輪にする、という場合もあるかもしれません。

ケース1同様、動画をアップしています 🙂

次は最後の、輪編みで準備段を編むケースです。

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