チュートリアル

指でかけるゴム編みの作り目2ー準備段その1

前回の記事では指でかける方法でゴム編みの目を作りました。今回は次のステップ、編み始め方です。

ゴム編みの作り目では針に目をかけた後、ゴム編みを編み始める前に、2段準備の段を編む必要があります。作品の編み方によって3つのケースがあり、そのうち2つが往復編みの場合、残り1つが輪編みの場合です。今回はケース1です。

ケース1:作り目を表目で終えた場合
最後の目を作った後、この目がほどけてしまわないように、結び目を作りました(よね?!)。これで安心して編地を裏返すことが出来ます。

これからご紹介する方法は、編み物教本等とは反対の作業をしますが、仕上がりはほぼ(95%!)同じになることを確認しています。この点についてはまた別の記事を書きたいと思います。

表目で作り終えたので、編地を裏返したら、最初の目は裏目になります。

この目を裏目で編みます。

次の目は表目ですが、表目はすべて、糸を表目を編む時のポジション、つまり編地の後ろで渡して、すべり目にします。
糸を左右の針の間を通して裏に回し、目に右から針を入れて編まずに移します。

裏目は裏目で編み、表目はすべり目にする、というのがゴム編み作り目の準備段の原則です。ゴム編みを編む時のように糸は1目毎に手前側、後ろ側と移動させますが、編むのは2目に1目です。

この2つのステップをくり返し、最後の目を裏目で編みます。

編地を表側に戻します。
次の段でも、前の段と同じ作業をしますが、最初の目だけは特別扱いをします。
前回の記事で見たように、この目は不完全なので、表目で編みます。

残りの目は前の段と同じように、裏目は裏目で、表目は糸を後ろで渡してすべり目にします。2段目で裏目で編むのは前の段ですべり目にした目、すべり目にするのは前の段で裏目で編んだ目になります。

この2段を編んだらゴム編みを編み始められます。1目ゴム編みの場合、表目は表目、裏目は裏目で目なりに編みます。
(1目ゴム編みの作り目を2目ゴム編みに変更する方法はまた別途記事にしたいと思います)。

こちらの方法についても動画を作ってあります。以下からご覧下さい。

次は往復編みで作り目を裏目で終えた場合です。

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