皆さん、こんにちは。
先日は1色のブリオッシュ編みについてまたまた長い記事を書いてしまいましたが、今回は(記事を書いているうちに完成してしまった)ブリオッシュ編みマフラーについてです。
マフラーはスティーヴン・ウェストさんのフリーパターンFerocious Briocheousをベースにしているのですが、こちらはもともとはスヌードのパターンです。マフラーにするにあたっていろいろと変更をし、ブリオッシュ編み自体にかかわる点もあるので、一応前回の続きとしてまとめておきます。
さて、まず作り目。
スヌードは最後に作り目と伏せ止めをはぐことを前提にしているので、普通の作り目なのですが、マフラーはもちろん作り目と伏せ止めの目が端になります。
ブリオッシュ編みは先日指摘したようにゴム編みなので、苦手な1目ゴム編みの作り目をがんばりました!(下手なのは見逃して下さい!)
基本的にはとても有名なこちらの動画と同じなのですが、嶋田先生の本に載っているやり方を使ったので、微妙に異なる箇所があります。
次にゲージ。
パターンでは50g=183mの中細糸を3.5mm(≒JP5号)で編んで24目なのですが、大体同じ長さの糸をちょっぴり細い3.25mm(≒JP4号)で20目しか出ませんでした(手ゆるすぎ?)。
パターンのスヌードのでき上がり幅は25cmなのだそうですが、ゲージが24目で71目作るのでここはちょっとギモン?なのです(29.5cmくらいになるはず)。最初はゲージをとらずにぶっつけ本番で71目作ったら幅が広すぎたので、ダンナサンに大体これくらいでいい、というサイズを決めてもらいました(24cm)。
そして一番の問題だったのは、両サイドの目。
ブリオッシュ編みでは2段編んで1段できるので、両脇の目もこれに合わせないといけません。
パターンでは段の最初の目はすべり目にすることになっていて、2段で1段できる仕組みになっているのですが、そのとおりに編んでもなぜか両脇の目だけが高くなってしまって、編地の中央が陥没したようになってしまいました。解いて両脇の目をきつく編んでみても直りません。。。orz
そんなわけでここはIコードにしてみました。Iコードもご存知の通り、2段に1段しか編みませんよね。
この時点で真面目にスワッチを編むことにしたのですが、これだと高さが大体揃いました。でも1メートル以上も編んでいると、微妙な違いも塵も積もれば式に溜まっていって、両脇の目がやっぱり長めになってしまっているのですが……。
そんなこんなな変更点をまとめると次のような編み方になりました。
1目ゴム編みの作り目で50目作る(表目、裏目とくり返して裏目で終わる)。
次の段(裏側)は{表目、浮き目}と編んで最後の2目は表目で編む(嶋田先生式)。
次の段(表側)では浮き目2目で始めて、{表目、浮き目}と編んでいき、残り2目になったら表2目。
これで作り目終了。
次に、ブリオッシュ編みを始め、Iコードの準備もします。Iコードには両端の2目を使い、1目増し目して3目にします。
次の表側の段は浮き目2目で始め(Iコード風)、{表1目、すべり目+かけ目}を残り2目になるまでまでくり返し、最後は表1目、右増し目、表1目(全51目)
次の裏側の段は、Iコードが3目になっているので浮き目3目で開始。ここから本格的にブリオッシュ編みで{かけ目を編む表目・すべり目+かけ目}を残り2目までくり返し、最後は同じく表1目、右増し目、表1目でIコードを3目に(全52目)
次の段からは表、裏ともに、
浮き目3目、{かけ目を編む表目、すべり目+かけ目}を残り3目までくり返し、表3目
と編んでいきます。
こうすると表と裏がまったく同じ編地になります。
ただし、編地の右側はIコードの表目とゴム編みの表目が続くので、これを避けたい場合は最初からIコードの3目を含めて作り目(偶数)して、両端の3目ずつをIコードに当てるといいかもしれません(試してないです!)。
そして色を替える時は、残り3目になったところでチェンジ(最後のかけ目を忘れないように~)し、表3目は新しい色で編みます。こうすると次の段を浮き目から始められるのでIコードができるんです。
とこう書いてもオリジナルのパターンと比べないと、よくわからないですね;。
次回はFerocious Briocheousの翻訳版をアップします!
そしておしまいの変更点についてまたもやリポートする予定です。
あ、編み終わったマフラーはこちらです。
色の変わり方を撮るのにどう置いたらいいものかわからず、とぐろを巻かせてみました。
ブロッキングしてないのでいびつなのですが、そのまま持って行かれてしまいました。
アルパカ100%なのであったかいみたいです。よかった^^。
追記:ブリオッシュ編みについては1と3もご覧下さい^^
ブリオッシュ編み考1
ブリオッシュ編み考3