デザイン紹介

My Little Black Cardiganのトップダウン版をリリースしました

皆さん、こんにちは。
12月ももう20日。この奇妙な年も、もうすぐ終わりですね。

さて、今年5月にリリースした自作カーディガン、My Little Black Cardiganのトップダウンバージョンをリリースしましたので、本日はそのお知らせをさせて下さい。

My Little Black Cardiganは、シンプルで1枚あると便利なVネックカーディガンを手編みで、というコンセプトでデザインしたカーディガンで、今年の5月にリリースしました。
名前のとおり?黒い?糸で編んだカーディガンです。

(手染めの黒なので、墨色に近い黒です)。

こちらをリリースした時に、テスターさんの一人にトップダウンバージョンを作ったら絶対テストするから呼んで!と言われ、トップダウン版の種が頭に蒔かれたのでした。

黒なのでほぼどんなトップスにも合うのですが、薄いサーモンピンクのボーダーTを購入し、墨色カーディガンは合わなくもないけれど、何となくピッタリ来ないかも・・・と思い、紺色のカーディガンを編むことにしました。
その時に、トップダウンの芽が出たのです。

個人的にはボトムアップ式のセットインスリーブ(普通の袖です)の服が好きで、特に肩を合わせるときの棒針の引き抜きはぎが好きなのですが、全く同じ見た目になる編み方を見つけるところからアレンジが始まりました。

ゲージが同じなので目数等はボトムアップ版と全く同じなのですが、肩の引返し編み、Vネックの増し目、袖ぐりの増し目等、色々なことが最初に起こるので、目数、段数を合わせるのが実は一番大変でした。

身頃も袖もトップダウンで編んだので、個人的にはこんなことをした感じです😆。

肝心のサーモンピンクのボーダーTに合わせるとこのようになりました。

ボトムアップのMLBCでは、ボタンホールが小さいのが気になっていたので、ボタンホールの編み方を変更し、少し大きいボタンが付けられるようにしました(と言っても私はボタンを留めて着ることはほとんどないのですが)。
ボトムアップ版もこれに合わせ、トップダウン版のテスターさんのフィードバックも踏まえて更新版を発行しております。トップダウン版が半額になるクーポンも一緒にお届けいたしておりますので、届いていない方はお知らせ下さい。

ボトムアップをトップダウンに変換してみて思ったのは、やはりトップダウン式の方がやや難易度が高いかな?と言うことです。
ボトムアップ式だと、身頃を編み慣れてきた頃に袖ぐりやVの減らし目をして、最後に引返し編みで肩下がりを入れる、というように段階的に難易度が上がっていくのですが、トップダウンだと肩の引き返し編みから始まり、Vの増し目をしつつ、袖ぐりの増し目もするので、難関が最初にやってきて、ウェアを編み慣れていない方にはハードルが高いと思います。
というわけで、ウェアを編み慣れていない方はボトムアップ式MLBCをおすすめします。

ボトムアップのMLBCには、袖はトップダウンとボトムアップの2通りの編み方を掲載していて、トップダウンの袖は、引返し編みで袖山を作るのが面白かった!とのご感想をいただいたのですが、引返し編みで袖山を作るのは難易度が高めなので、トップダウン版にも引き続き両方の編み方を掲載しています。

パターンのページはこちら。24日まで15%オフです。
Top-down MLBC

2020年は残念ながら多くの方々にとって辛く困難な年だったと思います。
2021年は、世界中の人々にとって、明るい年となりますように。

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