先日はダンナさんに作るニットキャップの糸の話をしましたが、今年の冬はなぜか男物に作りたいものが多いのです。
帽子以外にはマフラーとセーターを編もうと思っているので、実現した日には上半身全部手編みということになるかも?(嫌がられたりして・・・;)。
編みたいマフラーはHenry。
フリーマガジンKnittyになんと2007年に発表された作品です。
Knittyのサイトで今も無料で提供されています → Henry
パターンの前書きによれば、ある男性にマフラーを編んであげようとしたらため息をつかれてしまったので、手編みに見えないアイテムをデザインしたのだとか。
Henryはヘリンボーンのマフラーなのですが、機械編みをしたかのように模様が細かく、既製品のように見えます。二昔前くらいにこういうマフラーを無印で買ったなあ・・・(遠い目)。
実は細い針でチクチクと編むのが好きなので、いつかはこの作品を編んでみたいと思っていたのでした(並行して編んでいるWindschiefは並太なので、ズンズン進むなあ~と感心しながら編んでいます。もうすぐ編み直しもおしまい^^)。
作品のゲージは4号針でメリヤス編み10cm四方=28目36段。
ドレープが出やすいように中細糸またはソックヤーンを選びましょう、と注意書きがあります。
色々と悩んだ末、Holst GarnのNobleを選びました(SpindriftやIsagerのAlpaca 2もいいかな、なんて思いました)。
Nobleはメリノの最高峰と言われるオーストラリアのジーロングメリノウール95%とカシミア5%のブレンド糸。
メーカーのゲージはSupersoftと同じく3-5号で25目ですが、Holst Garnはもっと細かく編むのが正しいと(勝手に)思っているので無視。Supersoftよりも細く、50gで333mもあるので、30目くらいまでゲージを上げてもまったく問題ないと思います。
Nobleはその名にたがわず?落ち着いた色味が揃っています。Supersoftに比べると渋めのイメージですね。
ダンナサンは赤系がいいと言うので、ややオレンジが入ったCinnabarを選びました。
ほんのり杢調なのを写真に撮りたかったんですが、あまりわからなくてスミマセン;。
これで早速スワッチを編み始めたのですが、難しい~!
表側から見て表2目と浮き目2目のペアを交互に編み、これを1段ずつずらしていくと浮き目の前に出る糸が立体的に出て模様になります。手編みでこんなこともできるんだ~、と目ウロコな(°o°)な編み方なのですが、これを理解するまでものすごく時間がかかりました(-_p)。
そして頭で理解はしても手がついていかなかったりとか(T_T)。
このパターン、Ravelryのレーティングでは難しい、とされた方が結構いるみたいです。
ためしにいろいろなパターンを見てみましたが、10段階で★4つが多いのはうちのショップではSemeleなどの上級者向けパターンが多いみたいです。
(このグラフは右側のAbout this patternのレーティング数を押すと出てきますよ~)
それでもがんばって編んでみました。
(下のほう、間違っている箇所がありますがお見逃し下さい;)
そして糸と針が細すぎることに気づきました・・・。
巻尺を載せるとこうなるんです。
実は横は40目あり、縦は60段編んでいます。でも10cmに届かない!
Henryは縦、つまり長さの方向ではなく、幅の方向に編んでいくので、デフォルトでも1段の目数が400目以上と多いのですが、このゲージだと出来上がり寸法の150cmにするには、毎段600目編む計算に・・・。
とてもじゃないけどそんなことは無理!なので糸を太くしようと思います。
アルパカのレース糸を引き合わせたら、温かさもプラスされていいかしら?
そしてこのパターン、止めが難しい・・・というか大キライな1目ゴム編み止めです。縁もきれいに編めないし、何とかもう少し簡単に編める方法はないか模索中。
そんなわけで今回は(今回も?)修行が足りないというお話でした。
失礼いたしました~m(__)m。