糸レビュー & 途中経過

non troppo編み始め

またもや久しぶりとなってしまう私的編み物ブログです。

今編んでいるのは(も?)お店でも販売しているパターンで、オーサ・トリコーサさんの大判ストールnon troppo。リリースした時から、と言うか訳をしているときから編みたかったパターンです。
このパターンに使いたい!という糸を1色だけその頃に買い、何度か色合わせをしてみたのですが、気に入った組み合わせが見つからず、なかなかスタートできなかったのでした。

問題の糸はマラブリゴのアルパカxシルク糸シルクパカ(カタカナで書くとなんだか間が抜けているかも^^;)で、お色はFrank Ochre。

マラブリゴのFrank Ochre色は大好きで、以前にもWorstedのこの色を使ったことがあるのですが、シルク糸だからか、メリノ100%のWorstedに比べても発色がさらに鮮やかで、ツヤもあってなんだかきらきらまぶしい糸なのでした。

そんななかなか主張の激しいお色なので、お相手がずっと決まらなかったのでした。
マラブリゴのレースを合わせてみたこともあるのですが、Silkpaca(ローマ字の方が落ち着く?)はシングルプライのレースに比べてもさらに細くて(というかレースは太さが一定でないのですよね)釣り合いが悪く、しかも購入したPolar Morn色が青が強く出たロットで、この黄色と全っっ然合わなかったのです。

以来お蔵入りしていたシルクパカさんの嫁入り先を見つけてあげたいと、時々あちこちのネットショップを思いついたように徘徊していたのですが、先日とうとう!お相手が決まりました~。

どっしりと構えたこちら様は、Yarn collectiveのPortland Merinoで、お色はSheepishといういい名前がついています^^。
Love Knittingさんでセールになっていたのに飛びつきました^^;。

話がそれますが、実はYarn collectiveはどんな団体?会社?なのか良くわかりません。
インディーデザイナーさんを招待して、デザイナーさんのイメージした太さと色の糸をプロデュースしているのですが、誰がやっているのかよくわからないのです。販売経路はLove Knitting とLove Crochetのみで、夏にはセールになっていたし。

ともあれ、この極細糸Portland Merinoはドイツのデザイナーさん、メラニー・バーグさんが監督をした糸で、きちんと撚りのかかった極細糸。メリノ100%でマットな質感です。
書いていて思い出したのですが、このパターンを先に編み始められていたクッキーのママさんが、質感の違う糸を選びたいですよねと言われていて、なるほど~と思って、シングルプライのメリノ糸Laceを合わせてみたのでした。それで玉砕して以来、撚りのかかった極細糸を探していたのですが、カシミヤ入り、アルパカ入り、はたまたシルク入りのレース糸というのは結構あるのですが、メリノオンリーの、シングルプライでないマットな糸というのは私のレーダー圏では意外と少なかったのでした。
それから、Portland Merinoというからアメリカ産なのかな、と思ったのですがそうではないみたい。糸はペルー製なのでウールの原産地もペルーまたは南米である可能性が高い気がします。

さて、男女の相性は交わ…(はっ;)、いや編んでみてこそわかるもの。というわけで、non troppoのスワッチを編んでみました。

悪くない感じ。

実はnon troppoは表メリヤスと裏メリヤスを交互に編んでボーダー模様にします。なので編んだままでは裏メリヤスの段が前に出て、表メリヤスが隠れてしまいます。編みっぱなしはこんなでした。

ゲージが微妙に合わなかったのですが(段が少し足りなかった)、ブロッキングで何とかすることにしてスタート。
ゲージが28目36段と細かく、しかも編地が蛇腹のようになるので、進み具合がなかなか見えて来ない(p_p)作品ですが、ここまで来ました。
あまり表裏がないストールですが、一応パターンで表側となっているのがこちら。

裏返すとこんなです。

これで3分の1ちょっと来ました!
目が細かくはあるのですが、秋の夜長にボーっと編みたい時には最適なパターンです。この秋はこれをのんびりじっくり編みます^^。

いつもありがとうございますm(__)m(また長くなってしまいました;)。

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