普通の糸で普通のマフラー

先週末は140年ぶり、という記録的な温かさ(南仏は30度!)だったフランスですが、クリスマスマーケットが立ったり、イルミネーションが始まったりとクリスマスの足音が聞こえはじめ、そろそろ本格的に寒くなってきました。
娘にずっと以前に作ったマフラーは行方不明だったり大きすぎたりするので、急遽新たなマフラーを作ることに。学校の帰りに娘と毛糸を買いに行きました。
娘が選んだのは予想外のと言うか、私一人だったら絶対眼中に入っていなかった(昔はアウトオブ・・・と言ったなあ・・・;)もの。ピンクと白を基調に娘の好きなブルーが入った段染め糸でした。素材はウールとアクリル。。。
こっちにしようよ~とウールxアルパカ糸のかわいめ色コンビをすすめてみたのですが、頑として首を縦に振りませんでした。
まあせっかく一緒に買いに来たんだし・・・と思って結局娘の好きな糸を買いました。
baya
女の子の好きそうな色ですよね。
続きを読む “普通の糸で普通のマフラー”

段差のできないボーダーの編み方

ボーダー好きの皆さん、こんにちは。

輪編みでボーダーのセーターを編むときは、いつも色替えをどうしたらいいか悩むものです。
段差が出るのを無視して編むか、平編みにしてとじるかの選択を迫られますね。
段差も出したくない、とじもイヤという欲張りな私は、ボーダーカーディガンPaulieを編んだとき、袖のボーダーがどうやったらきれいに輪編みできるか悩み、Googleさんにたずねてみました。
TechKnitterさんという編み物テクのブログをつけている方の記事(英語)がヒットして、試してみたんですが、どうも納得いかない出来でボツ。結局平編みにしてとじたのでした。
続きを読む “段差のできないボーダーの編み方”

夏の終わりの a hint of summer

皆さんおはようございます。1週間始まりましたね。

さて、昨日は久々に爆編みしました。
Isabell Kraemerさんの …a hint of summerは夏前にリリースされた夏気分を盛り上げる作品なんですが、夏も終わりになって衝動的に編み始めてしまいました。
8月寒かったフランスですが、9月になってから天気が好転して、今は夏のような暑さなのです。
この暑さが去ってしまわないうちに早く編み上げないとと思って、ついに公園編みもしました。続きを読む “夏の終わりの a hint of summer”

【着画】さわやかマリンルック?

変なタイトルに引かれてこちらまで来られた皆さま、ご訪問ありがとうございます。
ハイディ・カーマイヤさんのShellseeker、水色とライトグレーで編んでいたので、さわやかマリンルックが目指すところだったのです。結果はどうあれ・・・。

さてこのプル、ずいぶん前に糸始末さえ終了していまして、フランスは8月はずいぶんと涼しかった(連日20度!)ので、すでに朝夕には着回していたんですが、写真を撮る機会、いや気力がなかなか出なかったのでした。

我が家のへたっぴカメラマンにとってもらいました。

例によって公園焼けしております・・・。
続きを読む “【着画】さわやかマリンルック?”

Hariのブロッキングは難しい

皆さん、こんにちは。
夏休み。
小旅行に出かけたり、家探しをしたりとバタバタしていて、やっぱりブログがまじめにつけられない毎日です。

そんなわけで、ずいぶん前に完成間近だったHariをかなり前にブロッキングした話です。
以前のポストでお見せしたよう、Hariは全体が山のように谷のようにうねる作品。
同じ写真リサイクルします^^。

パターンにはロングとショートバージョンがあって、それぞれMadelinetosh のTosh Merino Lightを2かせと1かせ使います。
私が使ったのはMadelinetoshのSockで、衝動買いをした糸なので1かせしか持っておらず、必然的にショートバージョンを作ることになったのですが、同じ中細でもこちらはきっちりと撚ってある糸だからか、TMLよりやや1かせの糸量が短いのです。
ショートバージョンはカウルかボレロにするサイズなのですが、ボレロとして着る度胸のない小心者なので、カウルに決定。ガーターはぎをがんばって合わせた・・・のはいいのですが、ブロッキングが大変でした。

まずは水通しをし、タオルで水分を取った後別のタオルの上に放置しておいたのですが、山が見事に平たくなってしまい、単なる透かし編みをしただけのような編地に。
意気消沈して写真を撮るのを忘れました^^;。

その後、気を取り直して2回目のブロッキングに挑戦。
今度は凹凸を出しておいてからタオルの上に放置したのですが、カウルにしてとじてしまったため、外側は山の起伏がなだらかになってしまいます。
生乾きになったあたりで向きを変え、外側の山を内側に持ってきて乾かし、今度は納得のいく仕上がりになりました。

そういうわけでとうとう完成したわけですが、日本の夏より過ごしやすいとは言え、夏は夏。なかなか着画を撮る気になりません。
もう少し涼しくなったら、お披露目したいと思います(shellseekerも実は完成していたりします)。

いつもありがとうございます^^。
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ

Shellseekerだいぶ進んでます

ずいぶん前にレポしたo-woolのオーガニック糸 Balanceですが、これでハイディ・カーマイヤさんのShellseekerを作るつもりであると宣言していました。

宣言は一応守って、5月にキャストオン。
こちらは7月2週目から学校が年度末の夏休みに入ったのです(宿題なし!うらやましい)が、6月に習い事やら学校やらの発表会、娘のお誕生会などなど行事が目白押しで編む時間があまり取れず、途中暑くなったら(25度を越えたら暑い暑いと言っている自分が情けない・・・)休み、他のものに浮気し・・・とかなり不真面目に編んでいましたが、2ヵ月後の今、さすがにずいぶん進んでいます。

スワッチはこんな、

この取り合わせってどうかしら?とやや不安になったのですが、個人的には杞憂に終わりました。

wip-shellseeker

写真はお腹の部分のポケット(フランス語ではカンガルーポケットと言います。ちょっとかわいい^^)を作っている途中ですが、バストの下辺りからポケットになる線を描いていって、お腹で身頃と分け、ここだけ往復編みで作ります(針のサイズを落としてもよかったかも・・・)。
その後ポケットの裏から目を拾い、身頃を再び輪編みして、裾に入る前にポケットと身頃の目を一緒に編んでとじてしまいます。なのでとじはぎはほとんどなし!イェイ!
編み方を読んだときはポケットの底の作り方はちょっと謎で、ラベリーのハイディさんファンのグループを当たってみたんですが、同じところでつまづく方が結構いるようで、質問が出ていました。それに対する別のラベラーさんの返事は「指示通りに編んでいけばちゃんとできるわよ~」というものだったので、謎のまま編んでいきましたが、ちゃんとできました^^。
ハイディさんのパターンはVitamin Dを編んだことのある方はご存知のとおり、とても数学的?です。目数がちゃんと書いてあって迷子にならないし、レイアウトもとてもスッキリしていて見やすいのがいいですね。

実はこの写真、日付を見ると6月末に撮った写真で、現在身頃と袖1本が完成しています;。
これからはもう少し真面目にブログをつけるようにします!

いつもありがとうございます。
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ

編込みの練習~Peerie Flooers

ずいぶん前の先日、アルパカ糸で編み込みをしました。
以前から水玉模様のカーディガンを娘に編もうと思っていて、そのスワッチだったのですが、結果は惨憺たるもの。
裏に渡す糸を引っ張りすぎて、編地がつれてしまったのでした。

お恥ずかしい写真ですが、アップしておきます。
amikomi (2)

これは真剣に編込みの練習をせねばと思い、数年前にスワッチを編んだだけで放置してあった作品を衝動的にCast Onしてしまいました(論理の飛躍は無視して下さい^^;)。
パターンはKate DaviesさんのPeerie Flooers。かわいらしいお花柄の編み込みの帽子です。

これが編込みの練習になるのかというと、意外となったんですね~。
私はフランス式派なので、右手に配色糸をかける構えは最初はかなりつらかったのですが、集中的に右手の人差し指を使うので、少しずつ慣れていきました。

使った糸はHolst GarnのSupersoft 100% Wool。
以前に娘のマフラーを編んだ糸の余りを少しでも減らしたいという魂胆もありました。
この糸を使われたことのある方はご存知かと思いますが、手触りがとてもガサガサしています。
でもこのガサガサが編込みではうまい具合に絡み合って動かなくなり、編込み初心者にありがちな引っ張りすぎがなくなるのですよ。
慣れない右手では糸を左人差し指のようには引っ張れないというのもありますが^^;、糸の選択って重要なのですね。

大人用のパターンなので、娘の頭に合うようくり返しの回数を減らし、クラウンの部分の段数も減らすため、模様をちょっと書き換え(無料のエクセル、OpenOfficeで遊びました)。

こちらは完成後、水通し前の写真。
水通しをすると毛糸の繊維が開いて、もう少し目が詰まった感じになります。

参考までに糸の色名を。
ベージュ=Oatmeal、オフホワイト=Ecru、ピンク=Persian Rose、黄緑=Calypso、薄紫=Sweet Pea、黄色=Sunrise、枯れ草色=Verbena、オレンジ=Clementineです。
余り糸撲滅作戦は、それぞれの色を使う量が少なくって、ほとんど進みませんでした・・・。

日本ももうすぐ夏休みですが、フランスは2週間前から夏休みなのです。
娘がダンナの実家に行っているので着画はまた今度!

いつもありがとうございます^^。
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ

Hariを編んでいます

今、Shellseekerと並行してHariを編んでいます。

Hariはamirisu等でもおなじみの、Olga Buraya-Kefelianさん(名前が覚えられん・・・)の作品。
しばらく前から編みたくてパターンも買っていて糸も決まっていたのですが、むやみに編みかけを増やさないという今年初めの決意を守っていた(エライ?)ので、なかなか手をつけられなかったのでした。
先日Larchを編み終え、次の作品にと注文したo-woolが以前にお話した事情でなかなか到着しなかったのでつなぎとして始めました。

なんだか消極的ですが、使うと決めていた糸が渋めなので顔色がさらに悪く見えないかとか、ちょっと変わったデザインなので着こなせるのか心配で、重たい腰がなかなか上がらなかったのでした。

糸はMadelinetoshのSock、Smokestack色。
煙突というネーミングにふさわしく、メタリックに冷たく硬い印象のあるグレーです。

でも、編むと意外と白っぽいところが多くて、予想より明るい色でした。
こんなになるのですよ~。

ちょっと迷った訳がお分かりいただけたでしょうか^^。

ともあれこの作品、今まで編んだ中で最高にクリエイティブなパターンです。
編み始めると山(ステゴザウルスの背びれ?)が出来ていくのが楽しくってやめられません。

かけ目と減らし目の方向を変えるだけで編地が盛り上がり、両側は波のようにうねる。
ラベリーのパターンのページには、hariはneedleやspikeを指すという説明がちゃんとあるんですが、一人合点して「張り」かしら?と思ってしまったのでした。
でも編地の緊張感が、張りという意味にも取れると思い・・・ませんか?

実はもうかなり進んでいるので、もうすぐ完成画像をアップできるようがんばりますv(*^^*)。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ