北緯45度55分のショールカラーカウル

皆さまお久しぶりです。
ひどい鼻風邪を引いてしまって、1週間以上編み物から遠ざかっていました
(テレビを見ながら編みものをしていたら眠りこけてしまったという・・・)。
やっと少し復活です。

というわけで、以前に完成していたもののご報告です。
まずは懸念の(?)ショールカラーカウル。
ボタンは困った時の・・・のドログリーでしっくり来るものを見つけました。

Ochre Shawl Collared Cowl with buttons

真鍮のように見えますが、イミテーションです(でも金臭い気が)。
カウル本体の黄色を含みつつも反対色が基調。
真ん中だけ四角なのは、四角を3つ並べても丸を3つ並べてもピンと来なかったのですが、店員さんに混ぜてみたらどうですかと言われて、このようにしました。

実は2週間ほど娘の小学校が秋休みだったので、1週目はタイトルの緯度にあるフランスのとある島に行き、テレビもネットも電話もない、携帯さえ持っていないという、ないないづくしの生活を送ってきました。
季節外れの温かさに恵まれ、ゆっくりと時間を過ごせたのはいいのですが、油断したのか鼻風邪を引いてくることに-_p。

海辺で写真を撮ってみたのですが、よくわからないですね;。

Ochre Shawl Collared Cowl – on the shore

家でも撮ってみました(エラそう?)。

Ochre Shawl Collared Cowl – buttoned

【作品メモ】
パターン/Pattern:Shawl Collared Cowl by Alana Dakos (日本語版をこちらで販売中
糸/Yarn:Malabrigo, Worsted: Frank Ochre
針/Needles:5mm & 5.5mm(JP10号&12号相当)

次回は海辺でイケてない写真を撮った別の完成品のご報告をしたいと思います^^。

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【追記】
使用糸マラブリゴのWorstedはピエロさんでも販売中(段染めと単色でページが別になっています)。

ショールカラーカウルを編んでみたのはいいが…

皆さん、こんにちは。
先日私的編み物ブログTricotinのポストの最後~の方で書いたのですが、ブログを一つにまとめることにしました。
今後は私的な編み物の記録もこちらにアップしたいと思います。
こちらのブログは日本語オンリー。
フランス語はトリコタンで続けていく予定ですので、フランス語も読みたいという奇特な方がいらっしゃいましたら^^、そちらをご覧いただければ幸いです。
ただ記事の数は減ると思います;。
こちらにまとめたのは日本語でさらっと書いてアップしたいなーという気持ちが強くなってきたためでもあるし、それにフランス語圏の編み物ブログを持っている方はなぜか、完成作品しか披露しないのですよ。なので日本のブログと温度差があるのですね。
まあそれもいいわけになってしまいますね^^。
毎回フランス語にするのがちょっとキツくなってきたのです、ハイ。

さて、前置きがものすごく長くなってしまいましたが、Atelier Knitsの編み物日記第一弾は、お店のパターンです。
アラーナ・デイコスさんのショールカラーカウルといって、名前そのまんまのショールカラーのカウル。
ショールカラーというフォルムのオリジナリティーと、ボタンで留めて襟元に忍ばせられるという便利さが受けているのか、当店でも開店時より人気のパターンで、お客様からもお写真をいただいたりしています。
開店当初からずっと編みたいという気持ちはあったのですが、先日(バーゲンで)買ったトレンチカラーの紺色のジャケットに合う小物が欲しくて、ついにキャストオン。

糸は、xxの一つ覚えのマラブリゴのWorsted。
この糸、初めて手を出した高級毛糸なんですよ。
なんだかカモの刷り込みっぽいですが、Worstedは編んでいるときの手触りが本当に気持ちいいし、
MadelinetoshやマラブリゴでもSockなどと比べるとお得なのです。

今回選んだ色はFrank Ochreと言って、とてもキッパリしたカレー色。
糸が160mほどしかいらない作品なので2日ほどで編み終わってボタンを買いに行ったのはいいのですが、この色難しいんですよ~。
フランスでもこういう微妙な黄色と茶色の中間のような色のボタンはなくって、
それだったら対照的な色のほうがいいかもしれませんよーと手芸店の方に言われました。
でもそのお店にはしっくり来る色の木のボタンはなくって、結局買わずじまい。

ボタンなしの様子をお披露目しておきます。

(紺色のジャケットに合うのかっていうウワサも?)

さて、ドログリーに走るか。。。

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引き返し編み考6~真打ち!ドイツ式1

前回は日本式のように表側からの見た目がきれいで、操作がお手軽なやり方を模索して、W&Tと日本式のすべり目を合わせてみたのでした。

今回はお待ちかねのドイツ式。
ドイツ式は日本式と同じグループ2に分けたことからもお分かりいただけるよう、引き返した目は編まないタイプ。
見た目がきれいで作業がシンプルなので、真打ち登場という感じです。
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引き返し編み考5~Japanese Wrap & Turn?

前回は日本式のよさとW&Tのお手軽さを併せ持つ方式は?という思わせぶりな(^^)ところで話を終わったのでした。

では、段差をなだらかにしつつ、面倒な操作をせずにすむには・・・W&Tとすべり目を合わせたらどうなるでしょう?
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引き返し編み考4~日本式のよさ

引き返し編みの話、まだまだ続きます!

ここからちょっと話がややこしくなりますが、先日試した6方式↓を大別すると、今までご紹介したかけ目式、W&T、Shadow Wrapsを一つのグループ(1)、日本式1と2とドイツ式をもう一つのグループ(2)と分けられます。
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引き返し編み考3~Shadow Wraps

Shadow Wraps というのは余り聞いたことがないかもしれませんが、編地の裏に回る糸を編んで作る方式です。

日本ではよく知られている右増し目、左増し目の要領で裏糸を編むので、
日本のニッターさんにはなじみやすいと思います。
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引き返し編み考1~Wrap & Turn 表側

さて、引き返し編みについて、本編です。

「序」ではいろいろなタイプを試した写真↓をアップしましたが、

Vitamin Dをリリースしたところなので、左から2番目のかけ目式と、右から2番目のW&Tから話を進めたいと思います。
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引き返し編み考~序

皆さんこんにちは。
Vitamin Dリリースをお待ちいただいている方には肩透かしになってしまって申し訳ありませんが、
今回はちょっぴり硬派な話題です。

皆さんもご存知のとおり、Vitamin Dにはラップ&ターン(W&T)方式の引き返し編みが使われています。
個人的に現在編んでいるHeidi KirrmaierさんのChance of ShowersにもW&Tが使われていたり、miyayoさんとW&Tの糸の巻き方でいろいろと教えていただいたり、クッキーのママさんにテストしていただいているBaju Bakauで新しいドイツ式というのを知ったりと、最近引き返し編み三昧で、いろいろと考える機会があり、ちょっとまとめておこうと思いました。
数回になると思いますが、おつき合いいただければ幸いです。
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