デザイン紹介

Douce folieセーターをリリースしました

皆さん、お久しぶりです。
なんと前回の投稿から2か月も経ち、年も変わってしまいました。遅ればせながら今年もよろしくお願いします。

さて、タイトルにありますとおり、Douce folieセーターのパターンをリリースしました。
ややボートネックな、サドルショルダーxラグラン袖のセーターです。

このセーターのデザインは実はとても消極的な理由から始まったのですが、デザインはやはり糸ありきなのです。
まず、何年か前にThe Uncommon ThreadのEverydayのQuiet folly色を着分買いました(TUTの中ではお手頃かかく!)。その時は確かリブかブリオッシュのセーターを編みたいと思っていたのですが、イメージに合わなかったのか、TUTといえども放置されることになりました(その間1かせを虫に喰われるというハプニングも😭)。

そして、買った時はもちろんわあ😍と惚れ込んだ色だったのですが、趣味が変わってしまったのか、この糸でセーターを編むことはないかも、と思うようになってしまったのです。
あと数年放置すればまた好きになる日が来るかも?と思ったのですが、虫喰いにあったこともあり、出来れば早く形にした方がいいかと思って、何か編むことにしました。

ちなみにQuiet folly色だけで編むとこのような編地になります(Tabbiesの写真でごめんなさい)。

ブルーグレーに青、ピンク、黄色のスペックルが飛んでいます。小物にはいい色だと思います。

ただ、着る物にするとなると基調となるブルーグレーの色がどうもピンと来ない気がしたので、まずは色味を抑えるグレーのモヘアを合わせてみました。

悪くはないけれど、何か物足りない感じがします。

グレーのモヘアをLa droguerieで少量購入した時に、物は試しと思ってブルーのモヘアもちょっぴり買っておいたのですが、それを合わせて編んでみたら、これしかないでしょ~という自分的にはドンピシャな組み合わせになりました。

糸はこれで決まりました!

デザインは、基本的に自分が着たいものを作っています😆
ボードネックが好きなので、ボートネック的なものを。セットインスリーブもドロップショルダーも最近作ったので、今度はサドルショルダー風にしました。自分の広い肩に合わせるためです😆

サドルショルダー風なセーターは以前にリバーシブルで着られるRecto Versoというゆったり目なパターンを作ったことがあるのですが、今回はもう少し小さめのシルエットで、でも着心地が良い、ちょうど良いゆとりを目指しました。ボートネックも小さからず大きからず(寒くないように!)な開き具合を狙ってみました。「ちょうど良い」というのがテーマだったようです😆

サイズは出来上がりの胸回りが86cmから約8cm刻みで158cmまでの10サイズ展開なのですが、常日頃大きいサイズは衿ぐり回りが広いものが多いなあという感想を持っているので、大きいサイズでも開き具合の印象が変わらないようにしてみました。
また、トップダウンで襟ぐりから編むのですが、襟ぐりの縁は後から編みつけるので、指定より開き具合を狭めたい場合はゴム編みを長めに編むことも出来ます。
着丈や袖丈もトップダウンですので、途中試着しながらご自分に「ちょうど良い」丈に変更していただけます🙂

全体像。私的にはお腹回りが隠れる丈です。

ところでタイトルのDouce folie(ドゥース・フォリー)はフランス語で、直訳すると甘やかな狂気という意味です。
糸の色名がQuiet follyで秘めた狂気というほどの意味ですが、フランス語のDouce folieは字面が似ていて意味も近い熟語です。ただ、フランス語のfolieは英語より意味が広くて熱愛、熱狂という意味もあり、私の持っている仏日辞典には、douce folieは「甘美な愛の情熱」と載っていました🙈

パターンはこちらのページから:Douce folie
いつもどおり、プリント版と、プリント+モバイル版からお選びいただけます。
1月22日(日)パリ時間深夜まで15%オフになっています(日本から8時間遅れです)。

インスタでテストニッターさんが写真を上げて下さっているので、ぜひ糸選びの参考にして下さいね:#doucefoliesweater

おまけ。暗めの写真の方がスペックルが良く見えます。ヨーロッパの冬は曇っている日が多く、無理矢理写真を撮る天気の良い日以外、このプルは普段こんな色に見えます。

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